2012年11月4日日曜日

精密・精巧・グロテスク

こんばんは、おしおです。

さあ、お前が興味あるものはなんだ!と聞かれたときにぼんやり思い浮かんだものが「グロテスクなもの」です。ここ最近の自分の琴線に触れるものに共通するものかなと。

”「グロテスク」という語は奇妙・奇怪・醜怪・不調和・不気味・奇抜なものを指す総称的な形容詞”byWikipedia グロいもの、といっても残虐的・暴力的・サディスティックなものではなく、ウィキペディア先生にあるような、奇怪・不気味な雰囲気を醸し出すものに惹かれます。

今回はそんな不気味だ・・・奇怪だ・・・素敵だ!と、おしおがピンときたアーティストをご紹介します。

Kris Kuksi (クリス・クゥクシ) 1973- 【公式サイト】 http://kuksi.com/
Kris Kuksiはアメリカの彫刻家です。
戦争や宗教、神話などをテーマとした退廃的な彫刻作品があります。
異様なまでに細部まで作りこまれた造形や世界観が、不気味で奇妙で美しい・・・!
公式サイトにまだまだ作品が展示されていますので気になる方は是非訪問してみてください。
The Deadly Sins
Eros at Play

The Recreation

















Jan Svankmajer (ヤン・シュヴァンクマイエル) 1934-
【日本公式サイト】 http://www.svankmajerjp.com/
Jan Svankmajerはチェコスロバキア・プラハ生まれでシュルレアリストの芸術家、アニメーション作家・映像作家、映画監督と多方面で創作活動を行っています。人形劇や実写、ストップモーションアニメーションが多く見受けられます。

私が初めて見たJan Svankmajer氏の作品が「Bife fazendo sexo (1989)」
日本語に訳すと「肉片の恋」だそうです。内容はタイトルのまんま、生肉同士でダンスしたりイチャイチャしてます。グロテスクなものが苦手なかたはスルーしてください。

他にも誰もが一度は耳にしたことがある有名な「不思議の国のアリス」を脚色した長編作品「アリス(1988)」を製作しています。
アリス (1988)
Jan Svankmajerがイラストを手掛ける不思議の国のアリス 大型本
Jan Svankmajerが『不思議の国のアリス』の挿画を手掛けたジョン・テニエルへのオマージュとして描いたイラスト絵本
初めてJan Svankmajer氏の作品を見たとき、不快感を覚えたのですが、一度見たらやめられなくなってしまいました。Jan Svankmajer氏の考えるダークで陰翳な世界に一体どんなメッセージが込められているか知りたいと思うのです。
(余談:上記にあげたJan Svankmajer氏が描いたアリスの絵本は比較的とっつきやすい雰囲気になっているのかなあと


と、ひとまずここまででいったん紹介を終わらせていただきます。
グロテスクとはなんたるか、もう少し考えていきたいと思います。
次回へ続く。


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